2008年 07月 05日
‘だれあい時’
空が暮れ、グレーがだんだん濃くなり
黒い闇になる前に美しい群青色とも思える瞬間を見せてくれる。
その時間帯の絶えず変化し、表しようのない色合いを
至極色というのだと以前読んだことがある。
極み(闇)に至る色、字の通りなのだがとても納得させられたと思った。
そして、人の顔がはっきりわからなくて、問いたださなくてなならない明るさの時間帯を
‘誰ぞ彼’(たれぞかれ)が、夕方の‘黄昏時’になり
‘彼は誰ぞ’(かわたれぞ)が、朝方の‘かわたれ時’になったそうだ。
女史流に言えば
‘誰だあいつは’で、夕方は‘だれあい時’に
‘あいつは誰だ’で、朝方は‘あいだれ時’になるのだろう。
これからの夏時間はゆっくりと夕闇が迫る。
灯りを消して‘だれあい時’を楽しみませんか。
by konnitiwan
| 2008-07-05 08:14
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