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アイ・アム・レジェンド

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保険の外交の仕事を始めると
まず家族、親族、知人といった順に契約達成の犠牲になると聞いたことがある。
建築家もしかりとも。
ブログにおいても、同じようなものである。
女史のブログでは同居人が、たびたび血祭りに上げられる。
今回は女史の姉である。

姉は女史にとって母親代わりのような存在である。
が・・・彼女は家族間では‘将軍様’と呼ばれている。
足利義満でも徳川家康でも最後の将軍慶喜でもない、
姉の家族達のイメージはキム・ジョンイルに限りなく近い独裁者の将軍様なのである。
しかし、その称号に彼女ははなはだ不満を感じる。
心優しく、繊細な部分を持つ常識人である真の姿を理解してもらえていないと。
そして、独裁者にあるまじく悩むのである。

女史は思う。
独裁者と呼ばれる人間も限りなく、彼女のいう真の姿を持ち合わせているのではないかと。
しかし何故か、世は彼もしくは彼女を独裁者と呼ぶ。
おそらくいったん、独裁者というステータスに登りつめると
イメージ維持のため、さらにエスカレートしていくのであろう。

姉に進言する。
悪も善も何事にも徹したほうが楽である。
生半可ではかえって思い煩うこととなる。
それならいっそ、
「お前達が独裁者と呼ぶなら呼ぶがいい。その代わり我に逆らうな。」
開き直って、わが道一直線、家族史に残る将軍様になるべく日々精進せよと

ただ、女史の心中は
高みの見物、対岸の火事、人の不幸は蜜の味などの類なのである。
実の妹の気持ちですらこの程度のものなのだ。

「将軍様、迷うことなかれ。圧政を敢行、領民から血と汗と涙を搾り取るのだ。」

姉が伝説の将軍になるのを待ちながら
さてさて、女史は従順な妹しもべをひたすら演ずることにしよう。

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‘女史の歌声’  
♪将軍様よりの賜り物、
       あだやおろそかにできませぬ・・・・♪


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by konnitiwan | 2008-06-11 08:57 | その他