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どれも、ピカソ・2

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女史は、ご世間さまでは三食昼寝付きと揶揄される身である。
無収入、無資産ではあるが、同居人の財務を担当している。
そのため自分の采配で小遣いと称してお金を使うことが可能である。
使うことは可能だが自分の采配というのが、なかなかの曲者なのである。
理性あるいは遠慮VS物欲の葛藤の中、気持ちよく買える物はおのずと低価格の物となる。

しかし、どういうわけか、女史は物に恵まれる。
安価な代金でそれ以上のものを手に入れることが往々にしてある。
これを女史は、‘恵まれない子に愛の手状態’と称するのである。
ネットオークションで私物を買ったりする場合、
あまりの値段で手に入れると申し訳ないような、詐欺を行ったような気持ちになる。
こんな良いものを手放さずとも大事にしておいたらよいものをと、
大きなお世話だと言われそうだが思うのである。

そんな気持ちにさせる一品、最近手に入れたものである。
小さめの書類あるいは手紙入れである。
本の表紙のような厚紙に挟まれ、幾重にも重ねられたボケットがついている。
漆?で描かれたような菊の柄、布のまちで補強されなかなの手仕事である。
写真を見ていただければ、その良さは説明以上と思われるだろう。
(参考:入手金額300円、送料240円、振り込み手数料110円)

現在、工業製品の中にも魅力的な品はあまたある。
しかし、このようなものも思い出して作られたら
紙、布、木、金属、プラスチック、あらゆるものを素材にして作られたら
きっと楽しいのではないかと思うのである。

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by konnitiwan | 2008-06-14 08:36 | お気に入り